東京都写真美術館『小さな美術館めぐり』
平成26年9月より2年ほど閉館していた東京都写真美術館がリニュアルオープンし広く綺麗になったと言うことをラジオで聴き見たかった世界報道写真展2016の会期もそろそろ終わに近づいたので他の予定を変更し急遽行くことにした。
ファサードの大型写真 何から何までおしゃれ度満載
ところが……
思わぬ不便と言うバリアとリニュアルしたのにアンユニバーサル・デザインに襲われる。
読者の方が読んで気持ちの良いものではないので少々のことでは苦情は言わないつもりだったが車椅子利用者だけではなく憤懣やるかたない方がいるはずと思いあえて記事にします。
不便と言うバリア エレベーターしか乗れない人に
東京都写真美術館はJR新宿駅から山手線内回りに乗りJR恵比寿駅東口に直結した恵比寿ガーデンプレイス内にある。
新宿で山手線に乗るには南口のエレベーターを利用するしかない、と言うことは山手線進行方向前車両になる。
恵比寿で降りると東口方面になる、エスカレーターはあるがエレベーターがない、エレベーターしか駄目な車椅子は仕方ないのでホームを西口まで歩き西口改札行きのエレベーターで1階まで降りる。駅ビルアトレに入りエレベーターで3階に上がる。アトレ内を再び東口方面へ戻るとやっと、ガーデンプレイス方面の動く歩道のところへ出る。
健常者なら1分位のコースに20分くらいかかってしまう。不便と言うバリアを味わう。
リニュアルしたのに アンユニバーサル・デザイン
これは都会的センスを良いデザインと勘違いしているデザイナーと学芸員のせいだが、オリパラを迎える東京は今ユニバーサルデザインをないがしろに出来ない。せっかくリニュアルしたのにこれはないと思う。
私が見に行ったのは企画展『世界報道写真展2016』写真は約縦1.2m×横2.0mの大判
で非常に見やすいしかし〔スポットニュースの部〕〔現代社会問題の部〕〔日常生活の部〕〔人々の部〕〔自然の部〕等カテゴリー別展示になっている。
絵画や彫刻、陶芸などと違い(これらも説明があったほうが良いがなければないで楽しめる)説明文がないと何がなんだかわからないものがほとんど、だが上にありすぎて見えない。
下図に示すように身長170センチ以上の人だけは見やすい。しかし150センチ以下の人は首が疲れるほど上を向いて鑑賞しているし、まして106センチ目線の私には全く見えない字も小さい。これこそ音声ガイドが必須と感じた。(説明文と同じ内容でも良いので)
あるいは何か工夫してもらうか。
貴方は説明無しでわかりますか?
<スポットニュースの部 単写真1位
ウォーレン・リチャードソン(オーストラリア)
2015年8月28日 レスケ(ハンガリー南部)>
セルビアとハンガリーの国境を越えようとするシリア難民の男性と乳呑児。国境の有刺鉄線付きフェンスができあがる前に、子供だけでもハンガリー側へ渡そうとしているうつろな眼の男性。
<人々の部 組写真1位
小原一真(日本)
2015年6月30日 キエフ(ウクライナ)>
1986年4月26日、チェルノブイリ原子力発電所で、非常に大きな原子力事故が起きた。事故からわずか5ヶ月後、チェルノブイリから南に10キロ程の町キエフで、少女が生まれた。少女はこの悲劇の被害者の一人となった。人知れず生きる少女の30年を追った。
<日常生活の部 単写真1位
ケビン・フレイヤー(カナダ、Getty Images)
2015年11月26日 山西省(中国)>
石炭火力発電所の近隣で三輪の車を引く男性。石炭燃料発電へ依存してきた歴史が、中国を世界の二酸化炭素(CO2)総排出量の約3分の1を占める国にした。科学者や環境問題専門家は、有害汚染物質は地球温暖化を引き起こす第一の要因だと指摘する。
入館料と休館日
手帳持参で本人と付添者無料
月曜日
感想
★☆☆☆☆
この後ランチしたがガーデンプレイス内のビルがおしゃれすぎてランチどころの案内すらない、場所が見つけにくかったので残念ながら カァ~!総合でも星一つ。
苦情が過ぎると読者も疲れるのでこの辺で切り上げます。zzz