106センチ目線の旅(車椅子お出掛け)

電動アシスト自転車の普及と同時に電動車椅子もバッテリーの高性能化により今までに比べ単独外出の不安が払拭されました。
後は恐れずにどんどん外出するだけです。
今まで車椅子を押してもらっていた人、小学3年生と同じ106センチ目線で発見の旅に出ましょう。
自分の目線で自然に触れ五感を鍛えなおし趣味を楽しみませんか?
若葉マークのしのちゃんは水先案内人になって
ゆるっと小さな美術館や世田谷散歩を楽しみます!
同行旅人もフッタで募集しています。

サントリー美術館

国立新美術館森美術館と合わせ3館で「六本木アート・トライアングル」を構成。通称あとろと呼び大規模な美術館が3館集積し、日本における美術の重要な拠点になっている。ほとんどの美術館が月曜日休館に対してあとろは全て月曜はOK。


月曜日がふと空いた時には六本木に向かっている。
サントリー美術館は車椅子になってから2回目である。
1回目は『広重ビビッド』これは保存状態のよい初刷りの浮世絵を所蔵しているため発色を楽しむ企画展だった。
浮世絵は版木サイズの関係でそれほど大きい絵はなく、保存の関係で光量を極端に絞っている場合が多いので展示物によっては車椅子では苦手な部類に入る、しかしこの企画展は慣れ親しんだ浮世絵をタイトルのようにビビッドな色合いを楽しむ展覧会だったので車椅子でもストレスなく鑑賞できた。


今回の企画展『ヨーロッパ陶器と世界のガラス』

物品の展示は車椅子にとって苦手なものが多い、まず箱型ショーケースに入り上jからしか覗けないもの、106センチ目線以上のものは言わずもが、80センチ程度のものであってもかなり覗きにくい、台座に乗ったもの、これも立体的に鑑賞したいものもあり鏡の設置で観やすいものもあるが今展示のようにガラスで透明感の演出が必要なものは、照明計画等かなり難しい。今回はほとんどのものが台座展示で解説パネル文字は小さく詠みにくかったが音声ガイドをレンタルしたためそのストレスはなくなった。


音声ガイド


どんどん進化し操作性、見易さ、反応ともに使いやすくなっている、ただ数字ボタンが動いていないとき点灯していないので、片手しか使えない私には少し不自由だったことと、音声ガイドの説明文が同様の理由で膝の上でも観られるフォントだったら観やすく便利だろう。そんなとこまでおしゃれに小さい文字にしなくていいと思う。
手持ちのスマホにアプリをダウンロードすれば音声ガイドになる。(試してみたかったが今回は時間がなかったので断念、イヤホンは貸してくれる)


ミュージアムショップ

陳列棚が3段になっていて最下段は観やすく、手に取る事もできる。中段は品物によって見上げなければならず、見えないものがある。上段はほとんど見えず手にも取れないので工夫が欲しい。

入館料

手帳持参者と介護人無料。
※健常者には面白い割引サービスあり。『あとろ割』『着物割

感想

★★★★☆
展示物のみ全て写真撮影可能は嬉しい試み


照明計画のセンスが良く眼に邪魔でなくガラスが美しく映える。
スタッフが皆さん心のバリアフリーを持っていて困っていそうな雰囲気を悟ってすぐ近づいて来てくれる。
美術館は全ての面でユニバーサルデザインは不可能に近く難しいそこを心のバリアフリーで補ってくれるので嬉しい。

パナソニック汐留ミュージアム

このミュージアムは、松下電工(当時)社会貢献の一環として収集・所蔵してきた20世紀フランスを代表する画家ジョルジュ・ルオーの油彩・版画作品を人々が鑑賞することを目的に、2003年本社ビルの建設を機に当ビル4階に開館したそうです。
初期から晩年までの油彩画や代表的版画作品などを含むルオー・コレクションは約230点で、これらの作品を館内「ルオー・ギャラリー」で常設展示するほか、ルオーに関連する企画展も随時開催しています。
また、当社の事業と関わりの深い「建築・住まい」「工芸・デザイン」をテーマとする企画展も開催し、暮らしを豊かにする「人と空間」「人と"もの"」との新しい関係を探り、ご提案しています。

次世代照明のミュージアム


LED照明と有機EL照明を設置し、全館「次世代照明」を用いて展示し館内の消費電力を約50%削減した。
本来の美しい色を引き出す照明環境で作品を鑑賞を目的とするとともに、地球環境に配慮した「やさしいライティング」を実現している。


視覚障がい者が美術品の鑑賞を楽しむために

視覚障がい者にとって楽しい美術鑑賞とは何か、と言う有用性を検証を通じ視覚障がい者のために制作した音声コンテンツを、美術展示の場所に応じて骨伝導ヘッドホンを通じて自動再生することにより、障がい者が一人でも気軽に美術鑑賞をすることが可能となる。


マティスとルオー展

全く画風が異なる二人はフランス国立美術館でともに学び手紙のやり取りが半世紀も続いた。二人の友情の秘密が140点の作品を通じ浮き彫りになる。

アクセス

JR新橋駅、東京メトロ銀座線新橋駅、都営浅草線新橋駅、都営大江戸線汐留駅、ゆりかもめ新橋駅よりアクセス可能だが全てがバリアフリーであるかは検証していない。

入館料

手帳持参者と介護人無料

感想

★★☆☆☆
身障者トイレは4階にはなくパナソニックショールーム階に行かなくてはならず、しかも開館時間が違うことのチェックが必要。
車椅子にとっては3大ストレスの空間である。(健常者にとっては問題ない空間)

  1. 広くない
  2. 混雑しているときがある
  3. 展示品が大きくない


横浜美術館

これぞ『ユニバーサルデザイン』の真髄ではなかろうか
誰もが観やすく感動する企画展だった。

篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISIN

横浜美術館ならではの広い空間とインパクトのある大型写真がマッチングし
篠山紀信の言葉を借りると
『空間力vs写真力のバトル』
『鑑賞でなく体感!』


まさに温泉に入っているかの如く体を空間に浸しリラックスする。
コンセプトは篠山紀信自ら選んだ写真120点を大型パネルにし
カテゴリー毎に6つの部屋でゆったり鑑賞できる。
以前投稿した東京都写真美術館でのストレスとは正反対にリラックスし再訪を決意した。

同じ写真展なのにその差は何だろう

  1. 説明が不可欠な報道写真と誰もが知ってる人物のポートレート
  2. 空間をパーテーションで区切った展示と大きくゆったりした一部屋毎の壁面展示

この差だけで方や翌年の報道写真展に来訪するか迷い、方や翌週また来たい。

空間力

横浜美術館の勝ち

写真力

報道写真は世界の一流カメラマン達があらゆる事象を移している。
紀信展は日本屈指のカメラマンが写したポートレート。
後者は観たことがある作品が多いことと被写体のほとんどを知っている。

説明文

報道写真はないと理解できない、あっても読みにくいとそれだけでストレスが生じる
音声ガイドがあればよかったのか。
紀信は多分忘れているか誰とも判別しにくい一部の写真の説明があれば充分。

感想

建築家としての丹下健三にはあまり興味はなかったが53年前に建てられた

東京カテドラル関口協会と28年前に出来た横浜美術館を最近見学した。
やはり日本を代表する建築家だったと認識
車椅子はヒューマンスケールより少し広い空間が心地よいことも再認識。
★★★★★

アクセスと入館料

みなとみらい線みなとみらい駅よりマークイズみなとみらいビルのエレベーターを上がれば美術館正面入口に出る(雨天は少しだけ濡れる。)
アクセスも内部も全てバリアフリー
手帳提示により本人と介護人無料

初詣その2 明治神宮

K2017.1.7放送テレビ東京で放映された『美の巨人たち 明治神宮』物語は3つのキーワードから転回する。
KEYWORD1
大都会の真ん中に、壮大な森と壮麗な建築が共存する奇跡の空間『明治神宮』。234種、約3万6千本の樹木が生い茂る敷地は、総面積70万平方メートルを誇ります。新年にふさわしいこの神社が今日の作品です。正月三が日で300万もの人々が参拝する日本屈指の神社ですが、鎮座祭が執り行われたのは大正9年11月1日…つまり創建されてからまだ100年も経っていないのです。
KEYWORD2
『明治神宮』の社殿は二人の建築家が作り上げました。設計したのは、寺社建築の第一人者にして「建築」という言葉の生みの親、伊東忠太。正面が長く伸びた、美しく力強い曲線が目をひく屋根は、「流造(ながれつくり)」と呼ばれる神社建築の様式です。もう一人の建築家は角南隆(すなみたかし)。昭和20年、空襲により本殿と社殿北半分が被災した後、再建を指揮しました。かつての優美な姿に比べると力強さが増しています。二人の建築家のある溢れる思いとは…?

連なる屋根の美しさは、平坦な印象にならないように意識してのもの


角柱と丸柱の組み合わせによる、リズミカルな変化


屋根に「明」の字を発見!


KEYWORD3
それにしても、なぜ代々木という場所を選び、荒れ野が広がる寒村だった地を、どのようにして豊かな森に変えたのでしょうか?また明治神宮と隣接する国立代々木競技場には、知られざる関係が…!100年に及んで和の心を守り続けてきた、“大都会のオアシス”の知られざる物語をひも解きます。

初詣

番組『美の巨人たち 明治神宮』に見せられ、初詣ついで?に明治神宮の参拝をした。
しかしそれにしても明治天皇はいかに日本国民に慕われていたか、広大な明治神宮の外周にはさらに巨大な明治神宮外苑がありその一角に下記に紹介した聖徳記念絵画館により天皇の誕生から崩御まで80枚からなる巨大壁画により明治時代の全容が読取れる。



JR原宿駅を西に回りこむと鳥居がありそこから南参道になるこれが

正式な参道だそうで中央は砂利道だが両サイドは車椅子やバギーでも通りやすい石畳風コンクリートになっている、両サイドのうっそうとした森は創建時数十年後の姿を計算して植樹したそうである。

かなり行くと西側に御社殿に通じる大鳥居が見えてくる。
大鳥居をくぐりまたしばらく行くと南神門がある、門をくぐりまっすぐ行くと御社殿が1段高くそびえている。


驚いたことに南神門をくぐるにも御社殿に上がるにも全てスロープが配され問題なくお参り可能になっている。




トイレは神楽殿地下にある車椅子用トイレか参道には2ヶ所車椅子用トイレがある。
帰りは大鳥居をでて北方向にある北参道を通り代々木方面に抜けた。


感想

★★★★★
寺社仏閣で完璧なバリアフリーは不可能だと思っていたがこれだけの規模の神社でほとんどのところに車椅子で参拝出来るように設えてあるのは素晴らしい。




初詣 下北沢近辺4寺社

※PCのトラブルのため松の内内の投稿が出来ず申し訳御座いませんでした。
そうこうしている内に板橋区乗蓮寺でベビーカー論争が起きてしまいました。

今回の『ベビーカー自粛論争』
「人混みにベビーカーで来るなんて非常識だ」
「子どもが小さいうちは、親が我慢して当然」という意見が多かったこと。
北区のおときた駿議員
『特定の施設やイベントがベビーカー自粛を呼びかけることに対しては、個別の事情がある場合もあるでしょうし、混雑具合もわかりませんで、一概に責めることはできないと思っています。
もちろん、使う側にもマナーや配慮が求められることは言うまでもありません。
権利だけを主張したり、周りの迷惑を顧みないマナーのない行為はNGです。
ベビーカーを使用する側の問題もありえる、その上でもやはり、ベビーカーが自由に使える環境が広がっていくのが望ましいこと
今回のケースは、寺院は積極的に子育て世帯に対するケアを行ったにも関わらず、一部の心ない人々によってその善意が踏みにじられたという状況でした。
これをもってすでに数多くの方が、鬼の首を取ったように
「それ見たことか、甘やかすからこうなるのだ」
「やはり、人混みでベビーカーを自粛させるのは当然だ」
「それを擁護していた人間も、全員まとめて非常識!」
という意見を表明しています。これは非常に懸念されます。』
と言う内容のブログをを書いています。

 ツイッターのフォロワーも
  77 77件のリツイート  
『一部の車椅子・松葉杖ユーザーのマナーが悪かったからといって、それらをまとめて自粛させる論調が噴出することはありえないはずです。とはいえそれは最近の話で、以前は障害者が車椅子で電車に乗ることは非常識で不可能な時代もありました。それがようやく権利意識が広まり、ここまでたどり着いたわけです。』こんな感じの意見が多い。


車椅子のバッテリーやベビーカー含む本体の高性能化、高齢化によりこういった問題はますます増えるに違いありません。私自身は仕事の出来ない今、時間はたっぷりあるので混雑している場所への出現はなるべく控えるようにしています。
しかしこんな残念なこともありました。世田谷ウォーキングフォーラムのウォーキングイベントに車椅子での参加申し込みをしたら、「以前健常者との間で事故が起きたので現在は車椅子とベビーカーの参加はお断りしている」これには最初唖然としたがよく話を伺うと、高齢の参加希望者がいつも数十人に達しそれを引率するボランティアの人数が少ないため管理できかねるのでお断りしているとのこと。
私は『NPO法人車椅子社会を考える会』

の代表理事をしていて今年の当会の活動目標を『車椅子利用者の外出機会を作ろう』にしているため私自身積極的に皆さんの水先案内人に慣れるようなるべくそういったイベントにも出席している。
車椅子で出席することにより健常者も車椅子の性能、取扱い、心配りなんか理解してもらえるので今回断られたことに大変ショックで立ち直れないのですが、参加要望は増えると思うので会側もいずれ受け入れ態勢を作ってくれると信じます。


ようやく本題に

寺社、仏閣はたいがい高台にあります。
車椅子にとって一番苦手な場所でしょう。
もちろん街中にある、バリアフリーの寺社仏閣はたくさんあります。
(読者の皆さんもそういった情報お寄せ下さい)
車椅子初心者の私はあえて近隣の寺社仏閣に初詣しました。


何故高台にあるのでしょうか?ヨーロッパなどの宗教施設である教会は、ほどんどが町の中心にあるの対し、神社は町中以外に山の頂きなどの高台につくったのは、神道では神は高い所から降臨すると考えられてきたからです。
昔はビルもありませんので、高い所といえば山の上や高い樹木となります。
だから古代人は、神社を山上に建立しました。
それが高台にある神社の理由なのです。

代田八幡神社

由緒
天正十九年(1591年)代田地区(旧下代田、本村、中原、大原)の鎮守の神様として宇佐八幡宮より御分霊を勧請してお祀りしたことを縁起としております。
以来、代田の発展に伴い、幾多の変遷を経ながらも自然崇拝、祖先崇拝を基調に、氏子中より氏神(産土神)として篤く信仰されています。(境内掲示より)



境内は高台に

裏から回れるスロープしかし相当きつい


茅の輪神事(ちのわしんじ)

北澤八幡神社

由緒
文明年間(一四六九〜八七)世田谷城主(八代左兵衛頼康のころ)の勧請により創建され、七沢八社随一正八幡宮と称された。江戸時代歴代地頭の尊信厚く、慶安三年(一六五〇)ときの知行斎藤摂津守の八幡宮領七石四升は、前と同じに寄進することの黒印状があったが、当社の別当であった森巌寺の火災により焼失した。
現在の産土社はこの本殿で、嘉永五年(一八五二)に建築された。現在の社殿は昭和五十三年に改築され、神楽殿は、明治二十六年に建築され、平成十六年改築した。(境内掲示より


やはり境内は高い位置に

裏口スロープで拝殿に

拝殿 ここまでが限度

曹洞宗大雄山真龍寺


大雄山真龍寺と言い、曹洞宗に属する寺である。
 本尊は、十一面観世音。守本尊として道了薩埵が祀られている。(秘仏)
 道了薩埵は、神奈川県足柄市にある、曹洞宗最乗寺の守護神で、開山了庵慧明和尚の弟子となって創建に尽力し、後に当時を守護することを誓って天狗となり、白狐に乗って飛び去ったと伝えられている。
 当山の御神体は、明治初年に作られ関東一円を巡って後、昭和4年(1929)に当所に安置されたという。
 の、高さ3メートル・幅2メートルの天狗面は下北天狗祭り実行委員会からの寄贈によるものである。
 現在当寺は、東京信竜講を組織して大雄山最乗寺に参拝する外、節分会・清浄鎮火祭・mたまおくりなどの諸行事を行っている。
 特に「しもきた天狗まつり」には、道中に大天狗・小天狗・裃姿の年男など百名が出て、門前のにぎわいを見せている。
 世田谷区教育委員会


正面 急なスロープを上がる

下北沢天狗まつり 天狗

ここまで登れる


浄土宗森巖寺

浄土宗寺院の森巖寺は、八幡山浄光院と号します。森巖寺は、結城中納言秀康が帰依した越前国一乗寺の万世和尚に一寺の創建を依頼、万世和尚の弟子孫公和尚が結城中納言秀康卿の位牌所として、慶長13年(1608)当地に創建したといいます。当寺淡島堂は、孫公和尚が紀州(和歌山県)名草郡加田の淡島明神の分霊を勧請したもので、数多くの崇敬を集めたといいます。
山門



感想

森巖寺は拝殿まではバリアフリーで御参り可
他は何とか拝殿まではスロープで登れるようには改装がなされているが、急なスロープだったり、巾が狭かったり、左右の勾配があったり介護者がいてようやく拝殿まで上がれた、更にどこも拝殿には数段の階段があるため階段下からのお参りになってしまった。
★★☆☆☆
拝殿までのスロープ結構怖かった。