106センチ目線の旅(車椅子お出掛け)

電動アシスト自転車の普及と同時に電動車椅子もバッテリーの高性能化により今までに比べ単独外出の不安が払拭されました。
後は恐れずにどんどん外出するだけです。
今まで車椅子を押してもらっていた人、小学3年生と同じ106センチ目線で発見の旅に出ましょう。
自分の目線で自然に触れ五感を鍛えなおし趣味を楽しみませんか?
若葉マークのしのちゃんは水先案内人になって
ゆるっと小さな美術館や世田谷散歩を楽しみます!
同行旅人もフッタで募集しています。

泉岳寺 港区高輪『番外偏』

三軒茶屋のデイケア『ふらっと』から車で

※このデイケアは障害者支援法の認定を受け認定された者が通える。
世田谷80万人の人口の中、人生半ばで病気、事故等で突然障害者になり社会復帰を
目指して頑張る人たちのために出来た施設である。平均年齢45歳。


朝集まるとお出掛け班、室内作業班に別れる。
お出掛け班は3班に別れそれぞれ行きたい所を決める。
室内作業班は料理やコンピュータなど希望のことが出来る。


しばらく台風や天気が悪く久々に晴れたのでどこかで太陽を浴びようと皆で考え
今日は高輪の泉岳寺に決まる。そうあの赤穂浪士47士のお墓のあるお寺だ


こころのバリアフリー

いつも駐車場の有無を調べてからスタートするが、今日は調べずに向かう
お寺だから駐車場はあるだろうけれど場所が遠かったりせっかく駐車したのにバリアフリーでなかったりがよくあるが皆介助スタッフも利用者もなれているので
なんとかなると思い向かう。
到着すると特に駐車場はなさそうだが山門前の参道が広く何台かそこに駐車している。
明らかに駐車場ではないので社務所に聞きに走る。
車椅子である旨を伝えると、心優しく山門内の本堂前に止めても良いということ。
当方電動車椅子3台と手押し車椅子2台の大所帯なので非常に助かる。
心からありがとう。


墓所参り

さすがにお墓までは車椅子無理だろうと誰もが思う。
下から仰ぐと高台になっている。
しかしなんと言うことか数年前に工事したそうで全てスロープになっていて
47士の墓全て見られる。
墓石の文字は薄くなっているが、知っている人の名前もあるので、
皆忠臣蔵を再勉強したくなったようである。

トイレは残念

トイレも同時に身障者用を設置したようで早速確認する。
残念なことに入口がスチールの引き戸、
扉が重く直ぐ締まるので、電動車椅子利用者一人では無理だし手押し車椅子でも介助者が難儀する。
これは建築基準法の防火処置でやむなくだろうが回りの建物は離れているし
燃えるものもなく燃える材料も使用していないので、緩和措置が欲しい。
中は狭いため少しの方向変えも難しい、もう少し広めに造って貰えればありがたい。


身障者トイレ

採点

現地まで行かないと判らないし、皆赤穂浪士と縁があるわけではないが
本日は……★★★★
大変満足でした。








『コラム』 #つぶやき 拝啓学芸員さま

美術館をユニバーサルデザインを探す旅に出て、
始めて気がついたことがある。
それは展示法により全く見えないものがある。


例えば台やショーケースに載る小品、資料、その説明文
以前はしょうがないとあきらめていた。
でもこれって私と同じ106センチ目線の
小学3年生にも見えないんだろうなと


小学3年生は文句言わないのかなそれとも
この展示会は小学3年生には未だ早いと思っているのかな
小学3年生にも見えればユニバーサルデザイン合格



『ユニバーサルデザインの巾って広いんだな!』

東京ステーションギャラリー『小さな美術館めぐり』

アクセスとバリアフリー状況


駅から最も近い美術館といわれている。
JR東京駅丸の内北口(コンコースに降りたらとにかく北口を目指す東京駅は南北に長いので間違えると端から端まで大変)改札を出たところが北のドーム吹き抜け
すぐ右手がガラス張りの美術館入口になっているのでバリアはまったくない。
受付ホールの券売機で切符を買いそこからエレベーターで3階へ
展示室は3階2階とあるが移動はエレベーターで出来る。


入館料と休館日

本人手帳持参で100円引き
介添者は無料
月曜休館

見所①

2012年にリニュアルオープンした復元工事の様子が伺える。
3階の白い壁と対比して2階展示室の内装は創建当時の構造用煉瓦積がむき出しになっており、1945年の東京大空襲の焼け跡も残されています。
展示絵画とマッチして味わい深いインテリアになっている。
2階展示室を出るとドーム屋根下の吹き抜け回廊になっている。
下を行き交う人々を眺めながらしばし時を忘れる。
我に返って回廊を見ると駅舎保存・復元工事で見つかった創建時の貴重な建材や、再現された天井レリーフの原型など実物を間じかに見ることが出来る。

見所②

『動き出す!絵画モネ、ゴッホ、ピカソ、らと大正の若き洋画家たちペルーの夢』
と言う長いタイトルの展示会。2016年9月17日~11月6日
学芸員がユニークなのか非常にコンセプトのしっかりした面白い構成・展示内容になっている。
特に私にはなじみのうすい日本の明治、大正時代の洋画の流れが自然にわかる仕組みになっており,岸田劉生もすごい点数があり成長の変遷が良く判り壁一面圧巻の展示もある。
しかもそれがエピローグでアッ!と思う方向に展開する。(詳細は来館してのお楽しみ)
時間があったら振り出しに戻って鑑賞しなおしたい内容だった。
これで900円(1000円のところ100円割引)は安い。


ミュージアムショップ

ミュージアムショップは入館しないと入れません。
『鉄道をもっと楽しむ』をコンセプトに面白くデザインされたオリジナルグッズがたくさん販売されていて思わずお土産にとあれもこれも買いそうになってしまった。
若いデザイナーがいろんなアイデイアを出したんだろうと想像できる。


今日のユニバーサルデザイン

ちょっとした気遣いだがショップの会計カウンター下に小物を置ける棚がしつらえてある。(財布を置けて更に片手で中身を確認できるのがとてもありがたい)ジョイステックも丁度下に入りしかも車椅子利用者が使いやすい高さになっている。これは荷物や杖を持った高齢者にとってもありがたいと思う(杖たてがあったらもっといいかな?)。


カウンター下の棚









『コラム 』 #ユニバーサルデザインとは

バリアフリーとユニバーサルデザイン

バリアフリーは、障害者・高齢者などに配慮されて策定されているが、
ユニバーサルデザインは、年齢、性別、国籍、能力等に関わらず出来るだけ多くの人が
利用しやすい生活環境にするという考え方に基づく。


また、普及の方法も大きく違い、
バリアフリーは法律等で規制する事で普及させる「行政指導型
ユニバーサルデザインは、良いものを褒めたたえ推奨する「民間主導型


※「バリアフリー」(Barrier free)とは、対象者である障害者を含む高齢者等の社会的弱者が、社会生活に参加する上で生活の支障となる物理的な障害や、精神的な障壁を取り除くための施策、若しくは具体的に障害を取り除いた事物および状態を指す用語である。
「設備やシステムが広く障害者や高齢者などに対応可能であること」をさして英語では「アクセシビリティ」(accessibility)と呼ぶ。


プラチナエイジ

自身を充実させるための時間的なゆとりを持てる人間として落ち着いた輝きを増すべく、

  • 意欲的に新しいことに挑戦する、好奇心に溢れた成熟した世代
  • 自分が求めていたものを探し、たくさんの楽しみで充実した時間を過ごす世代
  • 若者の憧れとなる円熟した世代
    これがプラチナエイジの姿です。
    シルバーとは、還暦を過ぎて一線を退いた年代というイメージがあります。が
    現代の60歳は、現役という言葉が失礼なほど、パワーに溢れ、輝いています。
    若者の憧れとなる円熟した世代には『プラチナ』こそが相応しいのです。



「106cmの視線」


120センチほどの身長の人の目線が車椅子利用者の目線に匹敵します。
小学校3年生にはこんな風に見えているんだと思いながら歩くと、
今まで見えなかったことも見える新しい発見があるかも知れません。